吹き抜けは必要?~実際に暮らしてみて~デメリット編
こんにちは nao2です。
前回、吹き抜けのメリット編ということで良いことばかりを書いたのですが、今回はこの冬に実際に暮らしてみた上で、「自分が感じた吹き抜けのデメリット」について書きたいと思います。
まず、デメリットについて冬特有のデメリットを感じることはありませんでした。
代わりに、年間を通じて感じているデメリットについて書いてみたいと思います。
画像右上が南側FIX吹き抜け窓と1F掃き出し窓(横滑りブラインド)
画像左側が東側FIX吹き抜け窓と1F部分のFIX窓
梁も写っています
工事中の画像ですが・・・
画像の奥が吹き抜けFIX窓です。
手前は2F廊下からバルコニーへの出入り口です。
吹き抜け窓のメンテナンス・日射遮蔽
我が家の吹き抜け窓は上の画像のとおり東側の天井付近のFIX窓と南側の大きなFIX窓は手が届かない位置にあります。
おまけに耐震性能上の都合で梁が1本吹き抜けの中を横切っていて、これらの掃除のことが大変気になるところです。
そもそも天井にシーリングファンを付けなかったのは、もちろん予算のこともありますが、掃除や故障のメンテナンスのことを考えての事であり、照明器具もあえて天井には付けませんでした。
照明器具は脚立に登ってメンテナンスができるようにと、他にも吹き抜けの窓の掃除やメンテナンスのことも間取り作成当時からとても気を配って考えていたんです。
吹き抜けを作る限りは、自分ができる限りの対策を考えました。
それが・・・窓のメンテナンスと日射遮蔽の工夫です。
間取りの作成時に、南側の大きなFIX窓の外側はバルコニーにしてほしいと要望しました。
これにより・・・
・FIX窓の内側よりも確実に汚れるであろう窓の外側は直接自分の手で掃除ができる。
・FIX窓の外側にスタイルシェードを付け、気候等に応じて好きな時にシェードを操作したい。
・バルコニーはインナーバルコニーにして軒を付け日射対策をしたい。
日射遮熱は窓の内側よりも窓の外側で行う方が明らかに有効であると言われ、外で使用するスタイルシェードは理にかなっています。
軒は日射角度の関係で低角度の冬の日射は家の中に積極的に取り入れ、高角度の夏の日射は軒で遮るという意味でとても重要な役割があります。
つまりインナーバルコニーにすると、2Fの窓は軒が形成されることになり、さらにその下の1F部分も自ずと軒が形成されるということでになります。
本来なら東側のFIX窓のも軒を付けたかったのですが、隣地境界の関係と予算の関係で全く対策ができないまま諦めました。
結果として
東側FIX窓の両面の掃除及び日射対策ができない
南側FIX窓の内側の掃除ができない
梁の掃除ができない
という課題が残りました。
吹き抜けは音が響く?
一般的に高気密高断熱の家は家の中で音が響きやすいと言われているそうです。
そんな逆境の中で温熱環境を優先した結果、吹き抜けの壁と2F部分の廊下の壁を開放してオープンにしたわけで・・・
さらに我が家はトイレ、洗面所、バスルーム、2Fの各部屋以外はドアや扉を付けていないいわゆる「オープンな間取り」です。
こんなオープンで吹き抜けがある間取りは当然ながら音はよく響きます。
これははっきりとしたデメリットです。
何かを優先すれば何かが犠牲になってしまう典型ですよね(笑)
「じゃあどれくらい気になるの?」ということですが、テレビが普通についている場合、2Fの各部屋はドアを開けていれば音は当然聞こえます。
ドアを閉めた場合も音が全く聞こえないということはありません。
音量を数値でお伝えすればわかりやすいと思うのですが機器がありませんので・・・別の手段で・・・なんとか・・・伝えてみます(笑)
・子どもたちはドアを閉めれば勉強するのには全く支障がないと言っています。
・逆に扉を開けたまま勉強している状況は見たことないです。
・2Fの各部屋でドアを閉めて普通に電話で誰かと話したとしてもリビングには音どころか全く気配さえも感じません。
・リビングに居る時に2Fから誰かがドアを開けて廊下に出てきたとき、ドアを開け閉めする音は聞こえます。
・2F廊下で洗濯物干したり収納の扉を開けたり何かをしていたら音は聞こえます。
・2Fの全てのドアを開けてルーロ(自走式掃除機)を作動させると音は聞こえます。音が聞こえる方向も何となくわかり、音の強弱も廊下と部屋では違うためどこを掃除しているかがわかります。
・テレビがついてると2F廊下を歩く音は聞こえません。(家の中は全員裸足)
こんな感じです。何となくイメージでも伝わりましたでしょうか??
吹き抜けがあって、さらにオープンな間取りにすると、音の問題も併せて考えなければならないですね。