床下エアコンへの道 ~夏場の送風機としての可能性~
こんにちは nao2です。
前回 ↓ ↓ の続き、床下エアコンを夏場の送風機として使うことについて
まず、「澄家」の熱交換率は常に90%ではないんですよ!!
いわゆる車のカタログにある燃費表示のように、熱交換率の表示について換気システムメーカーは同じような扱いにしていると思ってます。
ということで、風量設定を上げると換気風量が増える一方、熱交換率は下がってしまうことを知っておく必要があります。
そう考えると、24時間連続でエアコンを稼働している夏場と冬場は、熱交換率だけを考えるならできるだけ風量設定は下げておきたいところ。。。
でも、ここで最も悩ましいのが夏場。。。
乾燥する冬場と違って、夏場の基礎内の湿度は高い時で80%くらいにまでなってしまうので、基礎内のカビや結露のリスクを考えると安易に設定を下げることもできないんですよ。。。
そこで、、、
「澄家」の風量設定を下げる代わりに床下エアコンを送風機として活用してはどうか」というアイデアですが、これによりどんなメリットが期待できるのか考えてみました。
屋内への湿気の侵入を減らすことができる??
「澄家」は顕熱と潜熱の交換率も風量によって交換率が下がってしまうようです。
いかに高性能の換気システムであっても、風量設定を上げると湿気も同時に屋内へ取り込んでしまうことになります。
ということは、、、
床下エアコンの送風を使って基礎内の風通しを確保できれば、「澄家」の風量設定を冬場と同じ「3」に下げることができて湿気の流入をかなり抑制できるはず!!
おまけに風量設定が下がれば熱交換率が上がって熱損失も減少するので、床下にある「澄家」の給気温度もこれまでより下がるはず。。。
2時間で家の空気が全て入れ替わるくらいの大容量の換気がなされている「澄家」を上手く使いこなせば温度や湿度もコントロールしやすくなるんじゃないかという考えです。
もし思惑どおりになれば、、、
屋内の湿度が下がればエアコンの温度設定をこれまでのように下げなくても体感上はかなり快適になるはず!!
結果、屋内湿度が下がり澄家の熱交換率も上がることで、エアコンの省エネ効果も期待できそう。。。
ちなみにですが、エアコンの電気代も送風だけならあまりかからないそうです。
我が家の場合、「澄家」の風量設定が1段階ごとに変化する電気代は月額150円くらいなので、2段階下げた風量「3」なら月額電気代が約300円下がることになるので相殺されるレベルだと思っています。
夏場の基礎内は温度が低いことにも注目!!
冬場の基礎内の温度はこまめに計測していましたが、夏場の記録がなくて正確には言えませんが、夏場の基礎内の温度は外気と比べるとかなり低くなります。
15℃~17℃と言われている地熱が基礎内に影響していることと、全く直射日光が当たらないことで日射熱の影響が殆どない空間です。
「こんな条件だから基礎内の空気は安定的に少し冷やされている」ということですね。
と言うのも、、、基礎内の相対湿度は居室よりも常に高めの状態になっていることからもそういうことだと思います。
床上にある給気口に手をかざすことも度々ありますが、少しばかりの冷んやり感もあります。
データを取って検証してみないとわかりませんが、、、
「風量設定を「3」に絞った効果で基礎内の湿度は下がると同時に熱交換率の上昇で給気温度は下がり、基礎内で冷やされて溜まったその空気を床下エアコンの送風を使ってガラリから十分に吹き出させることで、居室内をもっと快適にできるのでは??」・・・というイメージです。。。
たぶん、地熱の効果を含めても、基礎内の冷やされた空気が光熱費に及ぼす影響はあまり大きくないと思います。
でも、、、「ガラリの至る所からちょっとした冷気と風が吹き出し続けることは居室内の室温を均一にすることには有効なのかもしれないな~」という期待もしています。
妄想ばかりが先行し、実際にどうなるのかはわかりませんが(笑)・・・
せっかくの床下エアコンなのだから色々試して発信していこうと思っています。
今日も読んでくださりありがとうございました。