床下エアコンへの道 ~床下エアコンのメリット①~
こんにちは nao2です。
少し前の記事で、床下エアコンがどういうものなのかを簡単に説明しました。
床下エアコンを聞いたことのない方にはだいたいどういうものかわかっていただけたかと思います。
さて今回は、私が床下エアコンに惚れ込んだ理由というか、、、床下エアコンのメリットについて書きたいと思います。
床が暖かいと快適性が上がって多幸感に包まれる
床下エアコンは、床暖房ほど床の温度を強く上げることはできませんが、
床下エアコンが床下空間を暖めることで、その熱が床合板やフローリングに伝わり床が暖かくなります。
ほんのりと暖かい床、もしくは全く冷たくない床、という状態になります。
それじゃあ物足りないと思うかもしれないですが、、、
高気密・高断熱の家ならそれくらいがちょうどいいんですよ!!
どういうことか・・・??
床の温度が上がり過ぎてしまうと、床の面積が大きい分、それだけ床からの輻射熱が大きくなり、室温が上がり過ぎてしまうんですよ。
だから、ほんのりと暖かい床くらいが、高気密高断熱住宅ではちょういい室温と快適性になるわけです!!
それと、床下エアコンなら無垢材のフローリングを選ぶこともできます。
床暖房のように床面が高温にならないため、無垢材が反ったりすることもないからです。
我が家では無垢材ではないですが、床下エアコンのほんのりした暖かさと、無垢材の本来感じる暖かさが相まってとても快適になるのでは??と思います。
暖気をあちこちから出すことでさらに快適になる
何度かブログでも書いていましたが、我が家の窓はサーモスⅡーH
ネットでは低性能だとボロクソに言われている窓ですが(笑)
我が家ではそれとわかりながらあえてサーモスⅡーHを採用しました。
理由は簡単、、、当時の小林住宅ではサーモスⅡーHが標準仕様だったからで、そこを高性能の窓に変更すればアップ料金が大きく、先の光熱費で元が取れないと判断したからです。
そこで私は、サーモスⅡーHを選んだ引き換えに「窓の性能を補うためにできるだけの工夫をしよう!!」と決意し、これまで色々な工夫をしてきました。
窓の数は最小限にする
窓の大きさと方角に注意する(南側の窓は大きく、北側は窓をなくす)
窓の種類(FIX→滑り窓→引き違い窓の優先順位)
夏場は日射遮蔽のために窓には軒を付け、冬場は軒を潜って日射を取り入れる設計
シャッター、スタイルシェード、ロールスクリーン、ハニカムを活用して、季節や状況に応じて対策をする
これらの工夫や対策は、これまでのブログでいろんな箇所の温度計測や光熱費で公開してきたとおりで、かなり効果があったことを証明してきました!!
前置きが長くなりましたが、、、ここで言いたかったのは、、、
これまでの「窓の性能を補う取り組みの延長線上に床下エアコンがある」ということです!!
「窓周りの床上にガラリを設置し、床下エアコンの暖気で窓周りを暖めることで窓の性能を補えるんじゃないか?」ということ。。。
暖気をエアコンの設置している1か所から出すのではなく、断熱性能が弱いとされるあちこちの窓周りの床に分散し、そこから暖気を出すんです。
窓の性能は、どんなに高性能の窓だといったところで、せいぜい壁の断熱性能の3分の1程度しかありません。
こんなことを考えているうちに、ますます床下エアコンの魅力に引き込まれてしまってたんですよ!!
床下エアコンは2つの効果で部屋を快適にする
温熱環境的な効果は、床を暖めることによる輻射熱効果と窓周りを中心に暖気の出口を分散させることで居室内の温度ムラを減らすことが最大の効果だと考えています。
他にも、床下エアコンのメリットはまだまだあるんです。
全てを書くと長くなるので、次回に続きを書きたいと思います。
今日も読んでくださりありがとうございました。