はじめての家づくりで考えたこと~小林住宅 W断熱~

2017年11月、小林住宅のW断熱の家を新築。建築時から現在の生活まで思いつくまま気ままに書き綴ります。

Ua値0.41 C値0.27 太陽光発電とエネファームのW発電 ZEH住宅 外断熱(内基礎断熱)と吹き付け断熱の内外W断熱  
タームガードとエコボロンのW防蟻 在来工法耐震等級3 第1種換気システム「澄家」 

換気システムの風量設定を季節に応じて微調整

こんにちは nao2です。




ちょっと前まで肌寒い日もあった春から、そろそろ夏へ向けて汗ばむ日も増えてきましたね。



そこで私が気になっていたのは「換気システムの風量設定」なんです。




我が家が採用している第1種換気システム「澄家」は「換気で入れ替わる空気の熱を90%の熱交換をする」という画期的な換気システムです。





この「澄家」には風量設定が6段階できるようになっていて




「澄家」の製造元のマーベックス社が推奨する設定は上から2番目の風量「5」となっています。






季節によって床下の環境は変わる


私は日頃からこまめに床下を目視で点検していて、同時に床下の温度や湿度も計測しているんですが、その時に気付いたことがあるんです。




「基礎断熱の床下は、断熱効果と地中熱の影響を受けて温熱環境は比較的安定している」と言われていますが、私の感覚としては「そこそこ外気温と湿度の影響を受けてるな~」という印象です。





基礎断熱の床下と言えど、外環境の温度や湿度につられて一定の影響を受けていることで、特に「湿度」には注意しています。





湿度や結露は家の耐久性や人の健康に悪影響を及ぼすことから、



「換気システムの風量設定は季節応じて変えた方がいいんちゃうかな??」と考えているんですよ。







真冬の床下湿度はだいたいいつも45%くらい。




春の今の時期で55%くらい




夏なら65%越えの日も多い印象で、雨などの天候によっては床下の湿度はさらに影響を受けてしまいますね。




年間を通して変化する床下の湿度に対し、風量設定を推奨の「5」にしておくのは「冬場の換気風量と熱交換率」「夏場の高めの湿度」で考えてみると...



「少し微調整を行ってみてもいいのでは??」と思ったんです。





季節に応じた風量設定を考えてみる


まず、冬に特化して考えてみると...



「床下の温度は他の季節よりも低く湿度は45%くらいなら、まずカビや結露が発生することは考えにくいことと、換気風量を上げるにつれて熱交換率が悪くなることを考えると、必要以上に換気風量を上げることで熱損失量を増やしてしまうのはもったいない」




ということで「12月から冬の期間、風量設定は「4」、外気温が4度以下になった時だけ自動的に設定「3」に変わる」ように変更したんです。




カビや結露の心配がない冬場は風量を少し抑えることで、熱交換率が維持できて熱損失を減らし、光熱費の削減に繋がると考えたんです。




同時に「澄家」の電気代についても、私のデータによれば設定が1段階変わるごとに月額150円変わるので、少しだけ削減できます。





逆に夏に特化した場合は...



床下の温度・湿度も高めとなります。



夏場で雨の日にもなると、床下の湿度は80%を超える日もあったんですよ。



こんな日も想定して、風量設定は最大の「6」にしておいたほうが安全だと個人的には考えています。





我が家の風量設定の切り替えは??


このように夏場と冬場では床下の環境は大きく変わってくるので、我が家では風量設定を変えているんです。




「で、いつ変更するん??」




「今でしょ!!」




ではありませんが・・・(笑)




春でもちょっと肌寒い時期がようやく遠のいた時期...4月中旬



設定「4」から設定「6」へと一気にギアを上げました!!




我が家ではこれからの夏場はマーベックス推奨の「5」ではなく、あえてその上をいく安全策「6」で床下のケアに努めていきます。




5月6日の床下です。



湿度は58%になっています。



夏場はさらに湿度も上昇してきます。




基礎の乾燥過程では換気風量は年中最大「6」


あ、大事なことを言うのを忘れていました!!




基礎の土間コンクリートが完全に乾燥するのに2年かかるそうで、その期間は床下内に湿度が溜まりやすくなります。




もっと言うと、水分の蒸発量は最初の1年目は特に多く、そこから徐々にその量は減っていって2年で完全に乾燥するそうです。





我が家は現在でようやく基礎の乾燥過程2年がほぼ経過するのですが、つい最近の極寒期の2月まで、つまり基礎完成から当初1年8か月間、季節に関係なく風量設定は「6」でずっと固定していました。




この期間のせいで床下がカビだらけ...なんてことは絶対に避けたいですよね!!




少なくとも基礎完成から2年間は、自分の目で定期的に床下を点検したり、基礎内で蒸発している見えない水分に対しては温湿度計で確認するなど、自分でできることはできるだけしておくことをおススメしたいです。





参考になるかどうかわかりませんが、次回に床下の温熱環境や換気の様子をお見せしてみたいと思います。




今日も読んでくださりありがとうございました。

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