将来の気密性能の劣化を知っておきたい②
こんにちは nao2です。
前回 ↓ の続きです。
家の建築中ではなく完成時のC値を把握しておきたい
建築中と完成後のC値の値にどれくらいの差があるのか??
将来の気密性能の劣化を検証するための起点としてC値を把握しておきたいと考えました。
完成時のC値測定の様子です。。。
気密測定ではお馴染みのバズーカーみたいな機械です。
聞くところによると、ちょっとした車が買える値段がするそうですよ。
てことは2~300万円くらい??
勝手口の気密を確保しながらこのように設置
この様に、気密測定では決められた箇所を全て塞いでいきます。
レンジフードのダクトもこの様に
バスルームの換気口もこの様に
他にも、全ての水道から水を出して排水口から逃げる空気も塞ぎます。
測定結果はいかに・・・
3回の計測を行い、C値とn値を計測してもらいました。
ちなみにn値(隙間特性値)は隙間の状態を表し、数値は1~2の範囲をとるのですが、それぞれの隙間が狭い場合は1に近づき、広い場合は2に近づくそうです。
n値が小さい方が換気効率には有効とされているので見逃せない項目でもありますよね。
では・・・まずは1回目!!
1回目 C値 0.270 n値 1.46
まずまずです!!
すでに建築中の数値0.3を上回っていますね!!
2回目 C値 0.256 n値 1.38
おおっ!!
さらにいい数値!!
よっしゃ~!!いい感じ!!
3回目 C値 0.248 n値 1.35
ええ??マジ??
またまたすごい数字!!
どんどん数値が良くなるやん!!
ということで
3回の平均値は・・・
C値 0.258 n値 1.396
正直言って、期待していた以上の数値です!!
n値もまずまず悪くない数値です!!
このあと、機械が本当に正常に働いてるのかを確認するために、業者さんに無理をお願いしてダイニングの引き違い窓を1cmほど開けて、計算どおりにC値1.0になるのかどうか測定してみました。
結果、、、計算どおりほぼ1.0くらいになったので、機械が正常にだということも確認できました。
それと1.0のC値を確認した目的はもう一つ、、、
私が許容できると考えているC値1.0がどれくらいの隙間なのかを体感したかったので、それも確認ができて良かったです。
おわりに
ブログの紹介で我が家のC値は0.27と紹介していますが、あれは控え目に測定1回目の数値を記載することにしたんです。
正確には平均値 C値 0.258 n値 1.396 です。
我が家の場合、建築中のC値0.3と比べて0.042も性能が上がっているので、個人的には「けっこう差が出たな!!」という印象です。
ちなみに測定費用は5万円で、費用としてはけっこうかかりますが、これは自分にとっては重要な事だったので納得しています。
気密測定の機械の価格が250万円だとすると、50回の測定で元が取れる計算になので、高気密・高断熱にこだわる特定の業者さんしか買えない機械ですね。
ちなみに小林住宅は測定機器は持ってないので、ぜひとも自前で購入してほしいです。
これまでの施工実績数からしてもすぐに元が取れると思いますし、何よりもこれから小林住宅で建てる方の建築費を下げることもできます。
それともう一つ強く思うのは、経年の測定も行うことでデータの蓄積や今後の小林住宅の研究や改良にも役立つはずです。
社長さん、ぜひぜひ機械の購入を前向きに考えてください!!
次の我が家の気密測定は築5年後に検討していますので、その時は小林住宅に測定を依頼しますよ(笑)
昨年には大阪で大きな地震があって、兵庫県南東部の我が家でも震度5の地震がありました。
この地震で我が家の気密性能に影響があったのかなかったのか??
気密性能の劣化は進んでしまっているのか??
外断熱工法でダブル断熱が気密性能の劣化には強いと証明できれば、これほど心強い宣伝効果はないと思います。
気密性能はもちろん、外側から断熱材で躯体を覆う外断熱工法は耐震性能においても変わらず躯体を保護し続けるということですから画期的な事です!!
今日も読んでくださりありがとうございました。