はじめての家づくりで考えたこと~小林住宅 W断熱~

2017年11月、小林住宅のW断熱の家を新築。建築時から現在の生活まで思いつくまま気ままに書き綴ります。

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タームガードとエコボロンのW防蟻 在来工法耐震等級3 第1種換気システム「澄家」 

床下エアコンへの道 ~どこに床下エアコンを設置する?~

こんにちは nao2です。




前回の第1回の打ち合わせの続きです。




 ↓ ↓ 前回はコチラ ↓ ↓




マーベックス専務さんから提案していただいた床下エアコンの設置場所は難しいということで再検討となりました。。。





と、言う以前に、実はちょっとした不安があって、、、




我が家を改めて見渡してみると、1Fの居室内は既に家具類やクローゼットがぎっしりと配置されている状況なんです。。。




つまり・・・





床下エアコンを設置できるような場所がほとんどない!!・・・





なので「この先、もし床下エアコンを検討することがあるなら、きっと設置場所で困ったことになるな~」という不安がずっとあったんですよ。





そこで、、、




とにかく居室内で設置できそうな場所だけでもピックアップしておこうと、ずっと以前から考えていたアイデアがあって、それを思い切って専務さんに切り出してみることにしたんです。





まず目を付けたのは収納の中


家具類がすでにぎっしりと配置され、動線の邪魔にならない場所と言えば、まずはクローゼットの中を考えました。





クローゼットの中なら目に付かない場所だし、動線の邪魔にもならないですよね。


この収納の中とか





この収納の中とか





他にも階段下収納など、我が家では意図的に収納をたくさん付けたのでどこでもいけます。




裏を返せば収納をたくさん付けたから設置場所がないとも言えるんですが(笑)




とてもいいアイデアだと思いませんか??






この提案を専務さんに切り出したところ、その回答は、、、





「難しい・・・」と。。。





な・な・なぜ??・・・





その答えは「収納の扉がネックになる」と・・・





収納の扉には隙間があるから、そこから給気ができるのでは??って思うんですが、、、





エアコンは室内機に空気を大量に取り入れ、その空気を暖めて大量の空気を吹き出さなければならず、収納の扉の隙間からの給気では不十分だということ。





給気が不十分になればエアコンの吹き出しも不十分になり、エアコンそのものの能力が十分に発揮できないとのこと。






給気しやすいように造作で扉をルーバーに改良したとしても、今度は既製品の他の扉との見た目のバランスなどの問題もあり、あまりおススメはできないとのこと。





確かにその通りだ!!





それじゃあと「とっておきのもう一つのアイデア」を切り出してみることにしたんです。。。






これが無理なら「床下エアコンへの道」は完全に暗礁に乗り上げてしまうことになるので、ある意味勝負です!!







もう一つのとっておきのアイデアとは??


もう一つのとっておきのアイデアとはここなんです。





え?? ソファーがあるのにどこに設置するん??





まさかソファー撤去??





いえ!!ソファーはそのまま!!





よ~く見てください(笑)






ここです!!




ソファー下の隙間の空間に設置するという提案!!





たぶん、こんなところに設置しようと考える人なんてめったに居ないんじゃないでしょうか(笑)





ほとんどがテレビ台や棚を造作などで作って設置するパターンだと思います。





でも、、、色々と考えた結果、ソファーの下のこの場所だといろんな意味で理に適っているのでは??と考えたんですよ!!





まず、ソファー下のだと全く見えない場所で、これまでの暮らしと全く同じ景観が保たれます。





それと、、、もうひとつの理由!!






ソファー下にエアコンを設置すれば「エアコンの温風が吹き出すところのすぐ真上の位置にくるラグが高温で暖められる」ことに注目したんです!!






ラグを敷いてる場所は、家族がふだんから直に座ったり寝転がったりするので、そのラグがホットパーペットのように暖められるとしたらめちゃめちゃ快適になるはず!!





あと、ソファーに座った時にも、ソファー下の空間からやんわりとした暖気が足元を暖めてくれて快適になるはず!!





「なかなかのいいアイデアちゃうかな??」と、ずっと目を付けていたんですよ!!






でも、このアイデアにも問題が2つあるな~と思っていて、、、





一つは「基礎空間を考慮した床下エアコンの設置場所として効果的な場所なのか??」というところ。





それともう一つは「ソファーの隙間という狭い空間に床下エアコンの設置ができるのか??」ということ。





画像を見てお分かりだと思いますが、ソファーの奥の部分が床面まで沈み込んでいますよね??





この状態でエアコンを設置するなら、エアコンの頭が床上に出っ張ってはならず、床面とほぼ同じ高さで設置しないと干渉してしまうことに。





そういう設置ができるのかどうか、そして何よりもソファー下が基礎空間として効果的な場所なり得るのかどうかが最大のネックだと考えていたんです。






ソファー下に設置のアイデアに専務さんの答えは??


この提案に対し、専務さんの回答はいかに・・・いつもどおりの演出でどうぞ




nao2
「このアイデアはどないですか?いけそう??」





専務
「nao2さん・・・ソファー下はテレビ台の下と同じリビング内やからいけるで!!」





nao2
「マジで??同じリビング下とは言っても、テレビ台とは正対する位置やし、しかもソファー下は換気システムの空気の流れでは最も下流に位置する場所やけど??」





専務
「俺が今回テレビ台の下に設置を提案した理由は、床下エアコンはリビングに設置したかったからでそこが最大のポイントや!!だから造作物でテレビ台と兼用して設置するんがええと思っただけで、ソファーの下でもリビング内やから全くOKと言うことや!!」




nao2
「あと、床面すれすれじゃないとエアコンの設置ができひんのですが、それでもいけるかどうか見てもらえますか?」





専務
「そやな~見てみよか~・・・どれどれ??あ~・・う~・・・!!・・・nao2
さん・・・いけるで!!」





nao2
「・・・ほんまですか!!??・・・全く問題なくいけるんですか??」





専務
「床面すれすれでも、エアコンから吹き出す温風が床上に漏れないように断熱材できちんと塞いでしまえば問題ないし、エアコンの給気についてもソファーの隙間がこれだけあれば給気不足にならへんし、エアコンの性能自体には全く問題ないで!!とにかく床下が正圧で床上が負圧になるようにしっかりと塞いでおくことが大事で、エアコンの頭部分にある給気口が床上にきっちり出ていて、吹き出し部分がきっちり床下に出てるなら設置の高さは問題にはならへんで!!」





nao2
「な・なるほど・・・さすがは専務さん!!新住協の会員で自宅にも床下エアコンがあって、さらには自社の実験棟も持っているだけに圧倒的な知識量と説得力!!もうおいらはなんも言えね~~」





専務
「いやいや、、、ソファー下に設置とは、nao2さんもなかなか考えたなー。今までそんな奴はおらんかったし、そこは俺も思いつかんかっただけでなかなかええアイデアやと思うで!!あと付け加えるならエアコンのメンテナンスのこともあるから、設置したエアコンの床の開口部は大きく開けとかなあかんねん!!あ、でも、ソファーの座面が大きいから大丈夫やな」




nao2
「じゃあ、この場所で決まりですね!!でもやっぱりちょっと疑問があるんやけど。。。換気システムの最下流のソファー下にエアコンを設置しても大丈夫なんですか??上流から流れてくる換気システムの風とは逆風となってぶつかり合うエアコンの吹き出しはあまり良くないと思うねん。できるなら換気システムの吹き出し口の鼻っ面に温風を乗せていった方がええと思うねんけど??」





専務
「確かに理屈としてはその方がええし、換気システムで熱交換されたちょっと冷たい空気をエアコンで暖めながら順方向で空気を回す方がええのはその通りや!!でもそこにこだわりすぎなくてもいいねん。エアコンの空気量は換気システムの空気量と比べると圧倒的に多くて約4倍以上の空気量にもなるからあまり気にせんでもええねん。それと、nao2さんのエアコンの位置は確かに換気システムの最下流にあるけど、でも、隣にあるダイニングの基礎空間は換気システムの最上流になってるやろ??最下流の基礎空間の隣が幸運にも再上流の基礎空間、、、これが好都合やねん!!つまり、最下流のリビング基礎下は基礎内の中で最も正圧になっているので、負圧になっている隣のダイニングへ繋がる人通口へ整流板を使ってうまく大量の暖気が送ることができるから、そこで換気システムの空気と混ざって順方向で暖気が回るという事や!!あと、順方向の先にガラリを付けると、そこから暖気が抜けていくので、空気の流れは圧力の高い方(エアコン)から低い方(ガラリ)への流れが決定的になるやん。ということはエアコンの設置場所だけではなく、ガラリの設置場所も重要になってくるということや!!」





nao2
「整流板って何ですか??ていうか、人通口に向かってサーキュレーターなどの機械を使って強制的に温風を送り込んだ方がええんとちゃいますか??」





専務
「整流板とは読んで字の如く、風を集めて誘導するための板のことや。さっきも言ったようにリビング下にエアコンがあるからリビングの基礎内は圧倒的な正圧や。機械なんぞ使わなくても整流板を使うだけで換気システムの最上流へ、つまりダイニング下の基礎内に大量の空気が流れていくということや!!」





nao2
「そうなんですね。それで十分な効果が期待できるならそれでお願いします!!」






という感じのやり取りをしました。





とっておきのアイデアがなんとか採用され、設置場所の課題もクリアできて一安心です!!





次はガラリをどこに設置するのかというところへ話が移っていきます。





また続きを書きたいと思います。






今日も読んでくださりありがとうございました。

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