換気システム「澄家」の風量設定を季節ごとに変える
こんにちは nao2です。
↓ ↓ 前回 ↓ ↓ の続きです。
「澄家」のコントロールスイッチです。(12月頃)
外気温が16℃ 各居室からの排気が床下に集められた温度が20℃
そして、注目してほしいところは、右下の目盛りの風量設定は「4」
と、いうところで本題、自分の中の疑問点
「家の大きさはそれぞれ違うのに、「澄家」の風量設定を一律「5」で推奨するのは何でなん??」
「必要換気量に問題がない範囲内で換気風量を季節毎に変えたいなら、風量設定はどこに合わせたらいいん??」
この2点を解決しようと思い、マーベックスの専務さんへ直接電話することにしました!!
マーベックスの専務さんとはこれまでに何度かお会いして面識もあり、とても親切にいろんなことをレクチャーしていただいています。
それに専務さんの家には私がずっと憧れている「床下エアコン」があって、見学させていただいたこともあるんですよ!!
マーベックス専務さんへの電話
nao2「家の大きさはそれぞれ違うのに、風量設定が一律「5」を推奨しているのは何どういうことなん??」
専務「ええ質問やな~。そう思うんはごもっともやわww」
nao2「風量設定の目安も含めてわかりやす~く教えて!!」
(もうお分かりだと思いますがこれは演出です。専務さんはとても紳士的な方ですので誤解のないように!!話の趣旨だけ汲み取って読んでください)
専務「じゃあいくで!! 実は風量設定「5」は、それぞれの家の大きさに合わせて風量を変えてるから同じじゃないねん!!」
nao2「ええ?俺の知らんところで、、、そ・そ・そんなことしとったんや!!」
専務「nao2さんが言ったように家の大きさってそれぞれ違うやろ??で、建築基準法で定める1時間に半分の空気が入れ替わる容量を計算して、その容量に合うように風量を調整したのが風量設定「5」というこっちゃ!!」
nao2「なるほど~目から鱗がこぼれ落ちて止まりませんわ!!そういう事やったんか~」
専務「例えば小林住宅の展示場やtakaさんの豪邸みたいな大きな家になれば「澄家」は2台導入して調整することになるねん。」
nao2「うんうん、確かにそうなるよな~。で、もう一つ質問あるんやけど、冬場は床下の換気量を上げたら熱交換率が下がるやん。せっかくの高性能な熱交換換気システムやのにそれはもったいない気がするねん。床下の湿度も夏場に比べてそんな高くないし、最低限の換気量が確保できるなら無駄に換気風量上げんでもええんちゃうなかって思うねん。そういう時、風量設定はどこに合わせたらいいん??」
専務「えらい答えにくい質問するな~」
nao2「じゃあ、専務さんの家で個人的にやっている設定教えて」
専務「その前にいくつか言わして~や。建築基準法で定められている基準にも考慮されていないことがあるねん。例えば、同じ家の広さの家に2人で暮らしているのと、大家族で10人で暮らしているのとでは当然酸素の消費量は違うやん??それにC値が0.2と1.0では当然、家のすき間から自然に入れ替わる空気の量も違ってくるやろ??家の性能や暮らし方の実態に合わせてホントに必要な換気量は変わってくると思えへんか??それとか、ガスコンロで火を使う家もあればオール電化で火を使わない家もあるやん。そこでも酸素の消費量って変わってくるやん。」
nao2「うん、確かにそういう理屈になるな~」
専務「そういうところを細かく考慮していない基準になっているのは、要するに建築基準法の換気基準はかなりの余裕を持たせているということやねん。だから「5」よりも下の設定でも換気不足にはならないという理屈やねん」
nao2「で、専務さんの家はどないしてるんですか」
専務「家族構成や火を使うときとか、来客があったりとか家の中の状況は色々変化するやん。それに外気温もめちゃめちゃ寒い日もあれば、まぁましな時もあるやん。めちゃめちゃ寒い時は一時的に「2」まで落とすときもあるし、それほど寒くないなら「3」にしたりしたり色々変えているよ」
nao2「なるほど、一時的とはいえ「2」まで下げることあるんや。ありがとうございます。ごっつい勉強させていただきました!!」
我が家の風量設定
専務さんのレクチャーを聞いて、設定「5」がどういうポジションなのかが分かったので自分なりに設定を決めてみました。
春・秋は推奨どおり設定「5」
梅雨の時期から夏場は設定「6」
冬場は設定は基本「4」で、ちょっと冷え込むような日は設定「3」でとりあえずいこうということで、、、
「澄家」の設定は通常は「4」で、外気温が9℃以下になれば設定「3」になる条件設定で変更することにしました。
今日も読んでくださりありがとうございました。