はじめての家づくりで考えたこと~小林住宅 W断熱~

2017年11月、小林住宅のW断熱の家を新築。建築時から現在の生活まで思いつくまま気ままに書き綴ります。

Ua値0.41 C値0.27 太陽光発電とエネファームのW発電 ZEH住宅 外断熱(内基礎断熱)と吹き付け断熱の内外W断熱  
タームガードとエコボロンのW防蟻 在来工法耐震等級3 第1種換気システム「澄家」 

家の費用負担と人生設計② ~断熱性能と発電効果~

こんにちは nao2です。




 ↓ 前回の続きです。





家の建築費用は単純に高い安いではなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンス費用が安く抑えられることで、トータル的に元が取れるのなら取り入れようという方向性で考えました。




「気密・断熱性能と光熱費」と「屋根や外壁をはじめとする建材とメンテナンスサイクル」でトータルで考えようと!!







気密性能・断熱性能と光熱費について



家の性能については、我が家では光熱費が年間10万円程度削減できているので、20年住むと200万円の削減効果があります。




ここで見落としてはならないのは200万円の節減効果だけではなく、さらに実際の暮らしの中で快適性も得られていることです。



夏場はエアコン2台、冬場はエアコン1台だけで家中のどこに居ても空調が行きわたった快適な住環境が実現できるんです。




「建築費用に200万円かけて気密・断熱性能を上げても、20年住めば元がとれるだけでなく、温熱環境にとても恵まれた暮らしができますよ」ということですね。





太陽光発電とエネファームについて


太陽光発電とエネファームについては、給湯器が付いて合わせて300万円ちょいかかりましたが、ZEH補助金やエネファーム補助金、HEMS補助金などを引いて計算してみると、約6年で元がとれて、売電が終わる10年の時点で少なくとも約70万円の利益になる予定です。





11年目以降は31円の売電が終わるので売電収入がなくなります。



もし、それ以降に太陽光発電のパワコンの故障やエネファームの故障があったとしても、その時点でさらにその先の採算が合わなければやめればいいことで損失はありません。




太陽光パネルはそのままにしておいても、エネファームも単なる給湯器として使っても何ら問題はありません。



部品の交換や蓄電池などの組み合わせなどで採算が取れそうなら、その時の状況で考えればいいと思っています。





どちらにしても、機械が壊れない限りは10年以降もさらに利益をもたらしますが、その利益は当てにしないようにしています。そもそも6年で元がとれるので問題はありません。





気密・断熱性能と発電の効果から建築予算を考えてみる


我が家の気密性能と断熱性能の削減効果が200万円、太陽光発電とエネファームへの投資利益が70万円+αなので、合計270万円+αの節減効果があることになります。




例えば、当初の建築予算を3000万で考えていたなら3270万円くらいまで予算を上げて、家の断熱性能や発電設備を導入して快適性を上げても20年で元がとれるだけでなく、さらには快適性も手に入れることができるというお釣りまであるということです。




これではピンとこないので、毎月の返済額に当てはめて考えてみると、、、



毎月の家のローン返済額は、光熱費が安くなった分だけ上乗せしても実際の生活における負担感には影響がないとも言えます。





でも、気密性能・断熱性能自体にかかっている予算については、それを専門でやっているHMや工務店は標準価格に含まれているので内訳はわからないですよね。




それについては、施工方法、気密断熱性能の数値、使っている断熱材や窓などの建材、それと建築坪単価を見て、他の競合他社と比べてどうなのかを比べてみると目安になると思います。



我が家の場合は一条工務店と比較をして決めました。




言うまでもなく性能自体は一条工務店のほうが断然優れていますが、我が家では一条工務店のような究極の断熱性能や床暖房を追求しなくとも、建築予算と性能が見合うところで最終的に小林住宅を選びました。




ちなみに、窓や断熱材などの断熱性能は一条工務店には完敗というところですが、もう一つ、家の温熱環境と換気システムでとても重要である気密性能「C値」については、小林住宅の我が家は一条工務店の基準の軽く2倍以上(数値上は半分以下)の性能があるんです。




では「なぜ一条工務店と比べるん??」というところですが、、、




一条工務店がここまで売れている理由は、建築予算と性能のコスパが他のHMと比べて突出しているからだと考えています。




窓から太陽光パネル、外壁タイル、フローリングなどなどあらゆる建材をフィリピンの自社工場で作って調達しているのだからコスパは最強だと言われています。




コスパと性能にとても優れている一条工務店を基準に、我が家の建築費と性能を比べてみて我が家の建築予算と性能が妥当であると判断したんです。





発電設備については、企業努力により太陽光発電の設備費用が年々下がっていますが、同時に売電価格も毎年下がり続けていますよね。




こんな状況で太陽光発電で採算がとれるかどうかについては、設備費用と発電による売電シュミレーションをしっかりと検証して判断するのがいいと思います。




個人的には今のFIT制度には行き詰まっていて将来性が全く感じられないですね。



先行き不透明で迷走感さえある今の状況を認識した上での判断になろうかと思います。




あと、注意しておきたいのは、パワコンをはじめとして機械はいつかは壊れるので、その節目節目で見極めて対応しなければならないことと、それに付随してリスクも抱えているということですね。





今日も読んでくださりありがとうございました。

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