はじめての家づくりで考えたこと~小林住宅 W断熱~

2017年11月、小林住宅のW断熱の家を新築。建築時から現在の生活まで思いつくまま気ままに書き綴ります。

Ua値0.41 C値0.27 太陽光発電とエネファームのW発電 ZEH住宅 外断熱(内基礎断熱)と吹き付け断熱の内外W断熱  
タームガードとエコボロンのW防蟻 在来工法耐震等級3 第1種換気システム「澄家」 

冬の北海道で体感 ~温熱環境について思ったこと~

こんにちは nao2です。



前回の冬の北海道旅行の続きです。



せっかく北海道に行ったのだから、やっぱり「温熱環境や住宅のことで気付いたことなどを書いてみよう!!」と思います。




私が北海道に行ったのは年末の寒波が来る前だったこともあり、、、


タクシーの運転手さんや地元の人に聞いたところ「今年は雪も少なくて暖かい日が多い」
らしいです。




それでも気温は日中で0℃~マイナス3℃くらいで、夜はマイナス5℃~マイナス8℃くらいになっていたんですよ。



これで暖かいほうって「何を言ってるねん!!」って思ってしまいますよね(笑)





この画像は摩周湖(道東)で撮ったのですが、時刻は何時頃かわかりますか??


これって16時前の画像なんですよ。


そうなんです!!めちゃめちゃ日没が早いんです!!


その後16時半くらいになると、夜の闇に包まれてしまいます



日没が早いと日射取得や太陽光発電はかなり不利になるな~って思いましたね。





宿で撮った朝の画像です。


たぶん夜中は屋外気温はマイナス10℃くらいになっていたという状況です。



寒冷地ならではの2重サッシになっているんですが・・・


外側の窓は単層ガラスのアルミサッシなんですよ。



そのせいなのか、外側の窓の屋内側の窓ガラスが結露していたうえに凍っていたんですよ(笑)


びっくりです!!



さらに2重サッシの屋内側のサッシは樹脂製でしたが、これも窓の下10cmくらい結露していたんです。



さすがは北海道!!ですね。




 

部屋に設置されていた電気パネルヒーターです。


いままで道内の色々な宿に宿泊してきたんですが、ほとんどこれが付いています。


今回、改めてじっくりと観察してみたんです。


サーモスタット機能が付いているので、一定の室温になるよう自動で付いたり消えたりするようです。



波板のパネルが熱くなって部屋を暖めるだけで温風は出ないです。


どれくらい熱くなるのかチョイ触りをしてみたのですが、一番熱い時は触ることができないくらい強烈ですね。




 

スペックはこんな感じです。


消費電力すごいですね!!


これ1台だけでもけっこうな光熱費になりそうです。


部屋は14畳くらいあったのですが、これ1台で十分に暖かかったです。




熱は機器の上からも発しているようで、壁がこのように黒ずんでました。


壁を触ってみるとかなり熱い!!


「こんなんで大丈夫なん??火事の心配はないんかな~??」なんてことを考えてしまいます。





JR遠軽駅の待合室


ここもアルミ単層ガラスサッシと樹脂サッシの2重になっていました。




汽車の車窓からとか、車を運転して色々な家を注意深く見て思ったのですが、、、



樹脂サッシ窓の家の割合が関西よりも明らかに多いな~とはっきりとわかりますね。



アルミサッシの家もけっこう見かけたのですが、おそらく2重サッシにしていると思われます。というか窓の屋内側が凍るくらいなのだから、2重サッシにしないと生活できないと思いますね。




北海道の厳しい寒さとこれだけの結露のことを見ていると、やはり樹脂ダブルサッシ以上のものか2重サッシにするなどの工夫が必要だということと、、、



高気密高断熱住宅になると燃焼系の暖房器具は制約があるし、ヒートポンプエアコンは極寒地では能力が発揮できないとなると、電気パネルヒーターなど限られたものから選択となり、そうなると光熱費がかなりの金額になるというのも想像できますね。




そうなるとやはり居住地域に合った住宅性能とそれに合わせた工夫、暖房器具の選択が重要になってきますね。





改めて我が家の暮らしを振り帰ってみると・・・



我が家がもしそのまま北海道に建ってたとしたら・・・


我が家のUA値0.41であっても・・・



やっぱり「温熱環境的にはかなり光熱費もかかり厳しいんちゃうかな~」って想像してしまいます。






このスペックでも申し分のない快適性と温熱環境をもたらしてくれているのは「関西に住んでいるからなんだ!!」と思います。







改めて我が家について考えてみると・・・



例えば窓周りについて、、、窓のサイズや種類などにも細かく気を配り、、、




夏は軒やシャッター、シェードなどをうまく利用すれば日射遮蔽ができます。




冬もブラインドやカーテン類などを使って覆ってしまえば表面温度も20℃以上は確保できます。




さらに日射取得を上手く取り入れることができれば光熱費の節約になるだけでなく、さらに快適に過ごせます。







これらの快適性については、我が家の壁や床や窓などの温度測定のデータや室温測定データ、光熱費データで機会あるごとに証明して紹介してきたとおりです。









それとやっぱり、北海道と関西の気候の違いをみてもわかるように、住む地域や同じ地域でも立地条件の違いによって「過剰過ぎず、不足のない性能」を見極めるのが大事だと思いますね。






ただ結露については、、、、



我が家では、1Fにおいては今まで一度も起こったことはないですが、2Fについては結露は時々あります。




でも、、、ちょっとした工夫をすれば、たまに1㎝程度の結露が起こる程度に軽減できています。ちなみに我が家では、びっしょりと広範囲にしたたるような結露は今まで一度もないです。




まぁ、ここは「サーモスⅡーH」の性能の限界の部分ですね(笑)







窓のことについて、建築時を振り返って改めて考えてみると、、、




高性能の樹脂サッシも、せいぜい20万~30万程度のアップ料金で済むなら間違いなく採用していたと思います。




しかし、実際の見積もりを種類取ってみましたが、どれも100万前後のアップでした。



これではコストを回収するのに計算上で50年くらいかかってしまい、コスパを重視したい私からすれば全くお話にならないです!!(笑)





でも結果的には、、、コスパの悪い窓をわざわざつけなくても、実際に我が家では十分に快適な生活が送ることができていますし、そう思うと「無理をしなかったことは大正解」でした!!






とは言いながらも、、、それでも多くの専門家がお勧めするように、コスパが見合ったりその他の事情が許すのなら、高性能の樹脂サッシは採用したほうがいいとは思いますね。






まぁ、我が家では選択枠がなくてかなわなかったのですが、小林住宅さんには是非とも「高性能の樹脂サッシも選べるように選択枠を増やし、さらに現実的に選択しやすい価格設定」を企業努力でなんとかしてほしいと思います!!





最後に、、、



今日のブログの内容は個人的な考えによるもので、私の意見をお仕着せるつもりは全くありません。



施主の皆さんには「家づくり」以外にも色々な事情や制約がある中で、こだわりたいところを検討され、決断されていることと思っていますのでそこは尊重したいです。



「家づくり」は温熱環境のことが全てではないと思っていますし、人それぞれの価値観があるものだと思っていますしそこも尊重したいです。




また、ごく一部のブロガーのように独善的で他を認めることのない、とても情けなくて残念なのも見受けられますが、私はそういう意図はありませんので悪しからず一つの考えや意見として捉えてもらえればと思っています。




今日も読んでくださりありがとうございました。

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