ローコストHMにするのかしないのか~決定まで③
お金をできるだけかけないで家づくりを目指すならタマホームという選択と、ある程度お金をかけてでも自分の中で納得できる一定の満足を実現できるHMという選択は、おそらくみなさんも一度はどこかで考えたことがある方も多いのではないでしょうか??
どちらもメリットデメリットがあるだけに・・・
ん~~!!正直私もだいぶ悩みました~~!!
一条工務店にしろ小林住宅にしろタマホームと金額面だけで比べたらどれだけ少なく見積もっても300万円以上の開きがあると・・・
当然ながら300万円についていろいろ考えてみましたよ・・・
車なら新車が買えるなーとか・・・
ローンなら数年分の返済額に相当するだろうなーとか・・・
300万円なら子どもの学費に回せてだいぶ助かるなーとか・・・
300万円の他の使いみちのことを考えるとこの金額差はやっぱり大きいなーってなりました!!
その一方でHM巡りを通していろいろなことを学び、悩み悩んでたどり着いた結論はというと・・・
「大きな買い物をするのなら後々に後悔はしたくない。
それなら最低限、それもほんとに最低限でもいいので、自分の中で絶対に譲れない部分をもう一度整理して、それだけでも実現できる家づくりをめざそう!!
それはやっぱり旧家からずっと思っていた地震に強い家と温度ストレスのない家だと!!」
これがお金と家づくりのジレンマを解消するために至った結論です。
この時点でタマホームは候補から外し、いよいよ一条工務店と小林住宅のどちらかに決める段階にたどり着きました。
この頃、ZEH補助金にもとても関心がありました。
ZEHとは、簡単に言うと年間のエネルギー(光熱費)が太陽光発電などの発電分で相殺できるなら国が125万円の補助金を出しましょうというもので、それには国が基準として定める高気密高断熱仕様で省エネな家を作らなければなりません。
「自分が目指す高気密高断熱で温度ストレスがない家」=「ZEH基準の家」に見事にマッチするどころか費用削減のために補助金もあるならばまさに一石二鳥だと考え、絶対にZEH補助金がもらえる家、それも標準でZEH基準を満たしているHMということで一条工務店と小林住宅を候補として挙げていた理由だったのです。
小林住宅と一条工務店のi-smartとi-cubeの価格差はオプションの採用などで変わってきますが、自分が色々調べて試算してみたことろ少なく見積もってもi-cubeで約100万円i-smartで約200万円以上の開きがあるように思います。
断熱性能はC値については小林住宅が優位ですが、Q値やUA値は一条工務店が優位ですし、標準でトリプル樹脂サッシ、全館床暖房やハイドロテクトタイルがついている一条工務店はとても魅力的です。
この金額の開きは先ほど書いたとおりの金銭感覚とほぼ同じで、この金額差が快適性とどのように自分の中で折り合いをつけるのかということです。
「こんなこと実際に自分が暮らして体感したわけでもないのに比較なんてできるわけないし、そもそも体感なんて人それぞれ違うのだから人の意見も鵜呑みにはできないなー」となかなかお金と快適性の折り合いがつかずにいました。
そんな中、時期は2016年の秋になり、HMをきめる決定的なことがありました。
それは、一条工務店は契約を取り交わさないと図面作成や具体的な話を進めることができず、一方で契約によってはZEH補助金の猶予に間に合わないことがあるとわかりました。つまり、間取りなどいろいろな決め事を行ってから契約すれば建築期間を十分確保できるが、契約してから間取りなど詳細を決めていては建築期間を考慮するとあまり時間的な猶予がないということです。
一条工務店でZEH補助金を受けている方も多数おられるようですが、少なくとも私の通っていた展示場では、ZEH補助金を受けて家を建てたいという思いに親身になってもらえるような雰囲気ではないと感じました。
一方、小林住宅ではZEH補助金を受けましょうと私の思いを気持ちがいいくらい快く受け止めていただけました。
このことにより一条工務店との金額の開きがさらに125万円開いたこと、それと「ZEH基準の家が建つならおそらく自分が最低限譲れないくらいの家は建つんじゃないかな?耐震性能についても等級3の家が予算内で建つことも確認できたので大丈夫かな?」
他にもキッチンやフローリングなどをはじめとする様々な設備が一条工務店とは比べ物にならないほど豊富な中から選択できること、間取りも生活スタイルや暮らしやすさに合わせて自由な発想で考えてもらえそうなどなど・・・
最後は勢いというか直感というかずばっと!!決定に至ったというわけです!!
それでも内心ではいろいろな不安は付きまとったままなのですが・・・(笑)