発泡ウレタンで考えたこと
こんにちは nao2です
今回は小林住宅のW断熱の内側の断熱材について書きたいと思います。
我が家のW断熱の充填断熱、いわゆる内側の断熱はクラボウの「ソフティセルワン」という発泡硬質ウレタンフォームを施工しています。
簡単に言うと吹き付けた液体が泡となり、100倍に膨張して固まる断熱材です。
ちなみにこんなんです~
「ソフティセルワン」は連続気泡の硬質ウレタンに属しているのですが、私はもっと断熱性能を上げたいと思い断熱材をいろいろ検討していたのです。
- まず断熱材自体の厚みを増やすことを考えました。在来工法の柱の寸法の関係で増やすことは難しいという結果になり断念
- 独立気泡の硬質ウレタンに変更し、断熱性能を上げようと思ったのですが30万円くらいアップするとのことで断念
- 軟質ウレタンの「アイシネン」に変更を検討。気密性能の劣化に強く、施工も専門の人が行い保証付き。しかし費用が倍くらいかかってしまうとのことで断念。
実は・・・この中で私の大本命は「アイシネン」だったのです。
なぜかというと、この手の断熱材の最大の特徴は、現場吹付により細部まで隙間なく断熱材が埋め尽くされることによってはじめて性能が発揮されます。
アイシネンの施工は、高度な知識と技術を習得した認定技術者が施工することになっています。
これが大本命の最大の理由で、ここがとても重要なポイントだと思っています。
そこで私が、もうひとつ重要だと考えるのが経年劣化のことなんです。
せっかくの吹き付け断熱の特長をいつまでも活かしたいじゃないですか!!
あくまで私の考えですが・・・気密性の劣化のことを考えると「アイシネン」はとてもいいな~と思ったのです。
木造住宅の場合、家が完成した後でも躯体は木の収縮などで動くと言われています。地震が起きたときはなおさらです。
アイシネンは軟質ウレタンなので躯体に追随しやすく、これが気密性能の劣化を防いでくれること、断熱材自体も収縮等の劣化も少ないとされているようで、私にとってはとても魅力的な断熱材だと思っていました。
最終的には全体の費用と優先順位とのバランスを考え断念しました・・・
ちなみに営業マンのTさんは「アイシネン」のことは費用対効果などの面であまりいいようには言っていませんでした。
人それぞれ、見かたや考え方の違いなのかもしれませんね(笑)