耐震性能について考えたこと~その後~
こんにちは nao2です
前回の話に引き続き、今回は打ち合わせ時から工事にかけてのことを書きたいと思います。
「耐震等級3」で建てるということは、費用もそこそこかかることに加えて、吹き抜けに梁が付いたり、部屋の中に柱が付いたり、場所によっては窓が付けれない等、思い通りにならないことも出てきます。
実際、図面を作る段階になってそういうことが現実的に出てきたため、耐震性能を優先させるのため、そこのところは我慢をしました。
それと、建築工事に入ってから大工のYさんが「こんな見たこともない金具を使って複雑に木材を組んだりしたのは今まで初めてで、けっこう苦労した!!」と言ってたんです。
ええ?そうなん??
でも・・・「もしかして「耐震等級3」で建てる人って少ないん??」という疑問が・・・
Yさんは若いころから父を継いで大工さんになられたそうで、年齢的にみても多くの家を手掛けてきたはずです。そんなベテランの大工さんがなぜ初めて・・・?
住宅性能表示制度が創設されてまだ20年も経ってないのと、もしかしてそもそも「耐震等級3」で建てる人ってほとんど居ないとか??
早速、全国的にどれくらいの割合で建てられているのか調べてみましたがわかりませんでした。
でも、狭いエリアのデータは見つけることができました。
熊本地震の時のある町のデータですが、住宅性能表示制度以降の建物319軒のうち「耐震等級3」の家は14軒だったそうです。割合にして4%程度になります。
これをもとに計算してみました。家の工期から考えて、Yさんはたぶん1年に3~4軒ぐらいしか手掛けられないだろうから、2000年から昨年までの17年間で60軒くらいの家を作ってきたことになります。もし、「耐震等級3」の家が熊本のある町と同じ割合であるなら4%相当の2~3軒ということになります。
Yさんが初めて手掛けたという話も、この例を当てはめてみる限りでは整合しるような気もしませんか(笑)
まぁこの計算!!ちょっと無理やりこじつけた感がありますが・・・(笑)
ほんの1例でしかも小さなエリアからの推測なので全く当てにはなりませんが、「耐震等級3」で建てる人は、おそらくそんなに多くはないのかなと思っています。
どなたか割合がわかる方がおられましたら教えてください~~!!
ちなみに工事の様子です。
他の等級の家がどんな構造になっているのかわかりませんが、我が家はこんな感じです。