はじめての家づくりで考えたこと~小林住宅 W断熱~

2017年11月、小林住宅のW断熱の家を新築。建築時から現在の生活まで思いつくまま気ままに書き綴ります。

Ua値0.41 C値0.27 太陽光発電とエネファームのW発電 ZEH住宅 外断熱(内基礎断熱)と吹き付け断熱の内外W断熱  
タームガードとエコボロンのW防蟻 在来工法耐震等級3 第1種換気システム「澄家」 

旧家の家財の処分について③

こんにちは nao2です。



今年のゴールデンウィークは10連休。



旅行やレジャーを楽しむ人もいれば、我が家のようにいつもと変わらぬ休日を過ごしている人も多いのではないでしょうか??




しかし、そんな我が家では、まとまった休みだからこそやっておきたいことがあったんです!!




それは...「旧家の掃除と植木の剪定、家具などの家財の処分」です。




家の掃除と植木の剪定はちょっとした理由があって今回はパスしました。



ということで、今回は家具などの家財の処分について書きたいと思います。








これまでの家財の処分についての記事です。





家財処分の方法について



家財の処分で一番手っ取り早いのが業者にお願いする方法ですが、その代わりに費用もかかります。



我が家では建築費用が大幅にオーバーしたこともあるし、それと家具が取り残されてる旧家もまだ売却中なのでそんなに急ぐこともないので「時間はかかるけどお金がかからない方法」で取り組んでいます。




前回までの取り組みは...



シルバーセンターのリサイクルショップに、引き取ってもらえる家具は全て無料で引き取ってもらった


                 


無料回収業者にテレビやエアコン、照明器具などの電化製品、コンロ、金物類を引き取ってもらった。


                 


それでも残った家具や家財は、自家用車で市のクリーンセンターに持ち込んだ(1回目)






今回の取り組みも引き続き...




まだ残っている家具や家財を自家用車で市のクリーンセンターに持ち込んだ(2回目)


            ↓


クリーンセンターには冷蔵庫の持ち込みができないので、リサイクル業者に冷蔵庫だけを引き取ってもらった。






それぞれの料金はどうなってるん??


我が家が住んでいる市ではタンスなどの粗大ゴミの処分方法が二つあるんです。



まず一つ目は、市へ予め連絡をして料金を支払い、回収に来てもらう方法。



タンスは大きさによって料金が変わりますがだいたいタンス1台当たり600円くらい。





もう一つは、市のクリーンセンターに直接持ち込む方法。



こちらの方が断然安くて、粗大ゴミ10kgあたり87円で引き取ってもらえます。




これまで2回、車でクリーンセンターに持ち込んで1回目400円程度、今回が1,000円程度で、合計1,500円程度かかりました。




ちょっと手間はかかるけどめっちゃ安いですよね!!




冷蔵庫はリサイクル料と運搬も含めて7,000円でした。





最終的に処分費用の合計は??


自家用車でクリーンセンターに持ち込む方法が一番安上がりなので、今後のために残りの家具をできるだけ解体して車に積みやすいようにしておいたんです。




ちなみに運搬回数を減らしたければ軽トラを時間単位で借りる方法もありますが、レンタル料は5,000円くらいかかります。




我が家ではあと2回分の持ち込みで全て完了できそうなので、このまま自家用車持ち込みで処分することにしました!!




ということで、全ての処分にかかる総費用はなんと・・・約10,000円で済みそうです。




ちなみに我が家のケースで業者に処分を依頼すると10万円は軽く超えてくるようなので、それに比べたら手間と時間ははかかりますが、めちゃめちゃ安く上がってますよね!!





家財処分のついでにしたこと


タンスや食器棚の処分のついでに、DIYに使えそうな棚板などは取っておくことにしたんですよ。




新居でクローゼットのすき間などに棚板が欲しいところがけっこうあるので、DIYでアレンジしてそこに使おうと考えています。




クローゼットの中は目に触れない場所なので、見た目よりも使いやすさや収納力アップが優先なので問題なしです(笑)





今日も読んでくださりありがとうございました。

家の費用負担と人生設計④ ~家のメンテナンス(後編)~

こんにちは nao2です。





 前回 ↓ の続きになります。





屋根や壁のメンテナンスについては、メーカーによると築15年後となっているようですが...








「じゃあ、最初からタイル張りにしてメンテナンス周期を延ばせばいいんちゃうの??」ということも当時は考えたんです。





タイル張りは営業さんからアップ料金で200万以上と言われていたので、けっこう高いな~と思いながらも、高級感があってとても好みだったんです。





また一方で、タイルはサイディングと比べて重量があるということで、外断熱工法にはややデメリットなのかな??とも考えていて迷いましたね(笑)





最終的には断熱性能や発電設備と同じように、トータルコストで考えて決めることにしたんです。





我が家の屋根と外壁のメンテナンスについて考えた結論


まず私の感覚は「15年でほんまにメンテナンスせなあかんレベルまで劣化してるん??」という疑問があったんです。




もしかしたら楽観的で甘い考えかもしれませんが、実際に20年以上住まわれている職場の上司や同僚の家の状況を聞いたり、他にも築20年以上経過してるであろう家を実際に見ても「まだ大丈夫やん!!」という感じです。




まぁメーカーの立場だとメンテナンスサイクルは慎重に設定するだろうということで15年なのかな??と想像しているのですが、20年住んでいる人でも家の屋根や壁のメンテナンスをした人はほんの一握りしか居ないんですよ。




そんな状況で15年でやっている人なんてまず皆無ですね。




30~40代で家を建てて15年なら、家の事よりも子どもの教育費や将来の学費を貯めるなど一番お金がかかる時期。




特に家に不具合もないのに多額のお金をかけてまで15年でメンテナンスなんてしないと思うんです。




メンテナンスコストで最大のコスパを追求するなら「不具合が出る寸前でメンテナンスを行ってメンテナンス周期を延ばすこと」だと個人的には考えています。




立地条件や日当たりによる紫外線によって外壁や壁の劣化度合いも変わるとは思いますが、我が家では現実的な周期として20~25年あたりを目途にメンテナンスを想定することにしたんです。




そこで考えたんです。。。




25年後が1回目のメンテナンスなら、2回目のメンテナンスは50年後で ... 





私と妻の寿命から換算するとたぶん2回目のメンテナンスを迎えるころには私たち夫婦はあの世に居る...???





もしかしてメンテナンスが1回だけで済むんちゃうの??!!





残りの人生で1回のメンテナンスで済むのなら、外壁のメンテナンスは125万円と、同じタイミングで屋根のメンテナンスもやってしまえば足場代の35万円は浮いて屋根と壁のトータルで200万円??




タイル張りなら初期費用が200万円アップしたとしても、同じ25年後にはタイル目地部分や屋根のメンテナンスで費用がかかると考えると...





1回のメンテナンスを想定するなら、タイル張りよりもサイディングの方がコスパがいいいんちゃうの??という結論となりました。






でも一つだけ注意しなければないと思うところは、、、




「20年が過ぎた頃からは、特に注意して壁や屋根の劣化具合を定期的に目視で確認すること!!」




家の耐久性を損ねないためには、屋根や壁の不具合によって雨水が壁内に侵入する前にメンテナンスをしたいところなのでそこには気を付けたいと思っています。




「でも万一雨水が侵入したら??」




こうなってしまった場合、一般の住宅は完全にアウトですが、我が家ではアウトではなんですよ!!




発見に少々遅れたとしてもまだ間に合うんですよ!!





「小林住宅は外断熱工法なので、もしも屋根や壁から雨水が侵入したとしても、そこには外断熱材が水を弾いてブロックするので躯体を守ることができるんですよ!!」





ここでも思わぬ外断熱の恩恵があるのはありがたいです!!






今日も読んでくださりありがとうございました。

家の費用負担と人生設計③ ~家のメンテナンス(前編)~


こんにちは nao2です。



家にかかるお金は建築予算だけではなく、先のメンテナンスも見越して考えていかなければならないですよね。



家を建てておよそ20年くらいになると、そろそろメンテナンスが必要になってくるようで、それもけっこうなお金がかかるようですね。




一般的に大きくお金がかかるのが屋根と外壁のメンテナンスで、それに併せてキッチンやバスなどの水回りも一気にリフォームする方もおられるようです。




でも、実際のところは家の大規模メンテナンスやリフォームはどれくらいの周期でやっているのでしょうか??




周りの職場の上司や同僚などいろんな人に聞いてみましたが、キッチンやバスルームなどの水回りは個別の事情によって変わってくると思いますが、よほど劣化や不具合がない限り使い続けるというのが実情だと思います。




例えば築約40年の旧家を思い起こせば、、、



風呂場は確かに古びていて時代遅れ感はありますが問題なく使えています。



トイレも同じくまだまだ使えます。



キッチンは旧家に引っ越してきたときに買い替えて20年くらい経ったけど全く問題なく使えています。




旧家での暮らしを経験した私なりの考えとしては、もちろん使い方にもよりますが、年数が経って古くなったとしても十分に使えるもので、不具合による買い替えはあまり考えなくていいのかなと思っています。




でも、これが屋根や外壁となるとちょっと事情が変わってくるのかな?と個人的には考えています。





屋根と外壁のメンテナンスはどのタイミングでするのか



まずは屋根です。



我が家の屋根はガルバリウムです。



ガルバリウムは圧倒的な軽さと耐久性が魅力ですよね!!



ガルバリウム  600kg(軽自動車1台分に満たないくらいの重さ)

スレート     2,000kg(軽自動車3台分くらいの重さ)


瓦                     6,000kg(軽自動車8台分くらいの重さ)


太陽光パネルの重さは4~5kwで300~400kgです。




耐震等級3できっちりと構造計算をして建てるなら屋根材はどれを選んでも問題ないのですが、それでも屋根は軽いほうがいいと思ったのと、スレートよりも質感も好みだったので迷いなく採用しました。



ちなみに我が家のように太陽光パネルを載せてもスレートの半分にしかなりません。



我が家のガルバリウム屋根材は「JFEカラーGLきわみ」です。




塗膜については15年保証となっていますので、15年を過ぎたころからメンテナンスについて考えなくてはならないようです。




次に外壁です。



我が家の外壁は、ニチハのモエンエクセラードVシリーズ16mmを採用しています。






我が家の外壁は...


画像左⇒リーガストーン調VランダMG プラチナ色


画像右⇒モナビストーンVフローMG  ネイビー色





メンテナンスについてもHPに出ています。



こちらも屋根と同様15年でメンテナンスが必要になってくるようです。




メンテナンス費用についてHPで調べてみると、、、



シーリング打替 約30万円



再塗装約60万円



仮設足場約35万円    合計 約125万円





足場代がけっこうかかるので、サイディングと屋根のメンテナンスについては同時にやった方がコストカットになるだろうと考えています。



壁と屋根のメンテナンス周期が同じくらいなので問題なさそうです。



ということで、屋根の塗り替え費用と合わせて200万円くらいかかると見込んでいます。





結構な費用がかかりそうだな~と思いつつ、、、



でも...このことでちょっとした疑問があるんです...



「ほんまに15年後にメンテナンスが必要なん??」



「15年は早すぎるんちゃうの??」





このメンテナンス周期について、あくまでも個人的な見解になりますが、次回に続きを書きたいと思います。




今日も読んでくださりありがとうございました。

我が家はインナーバルコニー

こんにちは nao2です。




インナーバルコニーって聞くとすごくおしゃれなイメージがありませんか??



我が家もインナーバルコニーを採用したのですが、おしゃれ目的ではないんです。



おしゃれ感よりも実用性を追求したバルコニーなんですよ!!




インナーバルコニーにした理由と実際の様子


インナーバルコニーにした最大の理由は「軒をつくるため」です。




後付けの屋根という選択もあったのですが「太陽光パネルを載せる屋根の面積を確保」するために屋根を延ばしてインナーバルコニーにしたという理由もあります。




それと、居室内の温熱環境のことを考慮するなら、軒をつくって「夏の日射遮蔽」と「冬は日射取得」は是非とも取り入れたいと考えたんです。




そこで我が家では意図的に南向きの全ての窓を軒下に収めることによって、窓の日射コントロール、さらに外側の窓の掃除を可能にしたり、スタイルシェードの操作もできるようにとインナーバルコニーで設計したんです。



こんな感じになっています!!



この状態なら「日射コントロールは居室内よりも窓の外のほうが有効」というところの理に適ってますよね。





でも、いいことばかりではないんです。



インナーバルコニーは固定資産税の算定に含まれてしまうデメリットもあるのでここは要注意です!!




それと画像を見てわかるように、気を付けたいのがバルコニーの奥行き幅をどれくらいにするかという問題。



ちなみに上の画像部分のバルコニーの奥行きは900mmなのですが



画像の手前に写っている物干し竿の様子から、奥行きが900mmだと物干し竿でバルコニーのほとんどが塞がれてしまって物干し作業がとてもやりにくくなると思います。






奥行き1800mmだとこんな感じです。




奥に見える奥行き900mmと比べるとだいぶゆったりとした感じになりますね。



我が家は1800mmのエリアだけで約3畳あるのですが、画像のように並列2本の物干し竿が2セットレイアウトできるのでかなりの容量の洗濯物を干すこともできます。





日当りがいい土地選びを!!



我が家の南側に4軒の家が建つ予定なのですが、画像のとおりそのうち2軒が建っています。




向かいの家は道路を挟んで17メートル先にあるので、こんなに視界が開けて日当たりも申し分なしです!!




日当りがいい土地は採光に恵まれるだけでなく、さらに日射取得によって温熱環境や光熱費の節約にも助けとなり一段と快適性が増しますよ。




全体の予算の中で土地代と建築予算の配分もあると思いますが、できるだけ可能な限り日当たりがいい土地での家づくりをおススメしたいです。






今日も読んでくださりありがとうございました。

家の費用負担と人生設計② ~断熱性能と発電効果~

こんにちは nao2です。




 ↓ 前回の続きです。





家の建築費用は単純に高い安いではなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンス費用が安く抑えられることで、トータル的に元が取れるのなら取り入れようという方向性で考えました。




「気密・断熱性能と光熱費」と「屋根や外壁をはじめとする建材とメンテナンスサイクル」でトータルで考えようと!!







気密性能・断熱性能と光熱費について



家の性能については、我が家では光熱費が年間10万円程度削減できているので、20年住むと200万円の削減効果があります。




ここで見落としてはならないのは200万円の節減効果だけではなく、さらに実際の暮らしの中で快適性も得られていることです。



夏場はエアコン2台、冬場はエアコン1台だけで家中のどこに居ても空調が行きわたった快適な住環境が実現できるんです。




「建築費用に200万円かけて気密・断熱性能を上げても、20年住めば元がとれるだけでなく、温熱環境にとても恵まれた暮らしができますよ」ということですね。





太陽光発電とエネファームについて


太陽光発電とエネファームについては、給湯器が付いて合わせて300万円ちょいかかりましたが、ZEH補助金やエネファーム補助金、HEMS補助金などを引いて計算してみると、約6年で元がとれて、売電が終わる10年の時点で少なくとも約70万円の利益になる予定です。





11年目以降は31円の売電が終わるので売電収入がなくなります。



もし、それ以降に太陽光発電のパワコンの故障やエネファームの故障があったとしても、その時点でさらにその先の採算が合わなければやめればいいことで損失はありません。




太陽光パネルはそのままにしておいても、エネファームも単なる給湯器として使っても何ら問題はありません。



部品の交換や蓄電池などの組み合わせなどで採算が取れそうなら、その時の状況で考えればいいと思っています。





どちらにしても、機械が壊れない限りは10年以降もさらに利益をもたらしますが、その利益は当てにしないようにしています。そもそも6年で元がとれるので問題はありません。





気密・断熱性能と発電の効果から建築予算を考えてみる


我が家の気密性能と断熱性能の削減効果が200万円、太陽光発電とエネファームへの投資利益が70万円+αなので、合計270万円+αの節減効果があることになります。




例えば、当初の建築予算を3000万で考えていたなら3270万円くらいまで予算を上げて、家の断熱性能や発電設備を導入して快適性を上げても20年で元がとれるだけでなく、さらには快適性も手に入れることができるというお釣りまであるということです。




これではピンとこないので、毎月の返済額に当てはめて考えてみると、、、



毎月の家のローン返済額は、光熱費が安くなった分だけ上乗せしても実際の生活における負担感には影響がないとも言えます。





でも、気密性能・断熱性能自体にかかっている予算については、それを専門でやっているHMや工務店は標準価格に含まれているので内訳はわからないですよね。




それについては、施工方法、気密断熱性能の数値、使っている断熱材や窓などの建材、それと建築坪単価を見て、他の競合他社と比べてどうなのかを比べてみると目安になると思います。



我が家の場合は一条工務店と比較をして決めました。




言うまでもなく性能自体は一条工務店のほうが断然優れていますが、我が家では一条工務店のような究極の断熱性能や床暖房を追求しなくとも、建築予算と性能が見合うところで最終的に小林住宅を選びました。




ちなみに、窓や断熱材などの断熱性能は一条工務店には完敗というところですが、もう一つ、家の温熱環境と換気システムでとても重要である気密性能「C値」については、小林住宅の我が家は一条工務店の基準の軽く2倍以上(数値上は半分以下)の性能があるんです。




では「なぜ一条工務店と比べるん??」というところですが、、、




一条工務店がここまで売れている理由は、建築予算と性能のコスパが他のHMと比べて突出しているからだと考えています。




窓から太陽光パネル、外壁タイル、フローリングなどなどあらゆる建材をフィリピンの自社工場で作って調達しているのだからコスパは最強だと言われています。




コスパと性能にとても優れている一条工務店を基準に、我が家の建築費と性能を比べてみて我が家の建築予算と性能が妥当であると判断したんです。





発電設備については、企業努力により太陽光発電の設備費用が年々下がっていますが、同時に売電価格も毎年下がり続けていますよね。




こんな状況で太陽光発電で採算がとれるかどうかについては、設備費用と発電による売電シュミレーションをしっかりと検証して判断するのがいいと思います。




個人的には今のFIT制度には行き詰まっていて将来性が全く感じられないですね。



先行き不透明で迷走感さえある今の状況を認識した上での判断になろうかと思います。




あと、注意しておきたいのは、パワコンをはじめとして機械はいつかは壊れるので、その節目節目で見極めて対応しなければならないことと、それに付随してリスクも抱えているということですね。





今日も読んでくださりありがとうございました。