基礎断熱の床下と温熱環境について②
こんにちは nao2です。
前回の続きです。
前回は、エアコンの影響が全くない状況での床下の温熱環境について記事にしましたが、今回は、我が家の床下の状況を実際の画像で紹介したいと思います。
脱衣室にある床下点検口からの画像です。
基礎外周の内側部分と、基礎外周に繋がって内側に入り込んでいる基礎の立ち上がりとスラブの全てに断熱材を貼っています。
もともと小林住宅では、基礎の外側に断熱材を貼る方法を標準の提案をしているのですが・・・
我が家では防蟻対策を特に念入りにしておきたかったので、画像のように基礎の内側に断熱材を貼る「内基礎断熱」に変更をお願いしたんですよ。
簡単に言うと、シロアリの蟻道を作らせないための対策です。
ちなみに、断熱材はさらに念のため、防蟻の断熱材「スタイロフォームAT」が施工されています。
さらに画像で注目すべきは、貫通部や断熱材の継ぎ目にも吹き付け断熱、貫通部の中は防蟻剤入りのコーキングを施しているんです。
とても手間もかかりますが、性能を発揮させるためには、このように丁寧な施工が大事になってきますね。
銀色の配管は「澄家」の排気ダクトになります。
「澄家」の特徴は新鮮な「給気」にはダクトをほとんど使わず、メインは「排気」のためにダクトを使って屋外へ排出するんです。
それともう一つ、木材に「寿」のシールが見えますが・・・
あれは「エコボロン」を塗布済で貼られたものです。
「エコボロン」はホウ酸系の防蟻剤で、人体に無害とされていて、居室内と同じ環境である基礎断熱の床下にも施工できます。
我が家では小林住宅の標準「タームガード」に加えて「エコボロンの」の施工の追加も依頼して「W防蟻」にしました。
断熱施工についても、わざわざ内基礎断熱に変更依頼までして万全の対策をとったというわけです。
まだ住み始めて約1年で当たり前と言えば当たり前なのですが、床下に水漏れやカビなどの異変もなく、また床下が虫なども見当たりません。
ブログを書いているからということもありますが、定期的に床下の温度計測と目視による点検は続けていきたいと思っています。
今日も読んでくださりありがとうございました。