ベタ基礎コンクリートの乾燥過程④
こんにちは nao2です。
前回の続きになります。
マーベックス社Hさんに「ベタ基礎コンクリートの乾燥過程は、床下の温熱環境にどんな影響があるのですか??」と質問をしたんです。
Hさんの説明によりますと・・・
- 床下の基礎の生コンの水分が完全に抜けきるまで約2年かかる。
- 乾燥速度は直線的ではなく、1年目に急激に蒸発し、2年目からは徐々に緩やかになる。
- 我が家のような30坪程度の家では、床下が完全に乾燥しきるまで約1.5tの水分が蒸発する。
さらに、生コンの蒸発と床下の温熱環境との関係は・・・
- 水分が完全に蒸発するまでは床下の温度や湿度に影響を及ぼす。水分が完全に抜け切ると温度や湿度は安定する。
- 床下が完全に水分が抜けきった状態になれば、基礎断熱の家ならどの家でも床下は同じ環境になる。
- 生コンとの関係ではないが、基礎工事で土を掘り起こすことも床下の温熱環境の不安定さの原因にもなっている。
概ねこのような回答をいただきました。
これを聞いてまず1.5tも??という驚きですね!!
直線的な蒸発量ではないですが、単純に日割りにしてみると毎日約2リットルの水が床下から蒸発していることになるんですよ!!
すごい量だと思いませんか?
基礎断熱であろうとなかろうと、ベタ基礎を採用しているお家なら新築から2年間、特に高温多湿になる夏場は床下の湿気について、少しだけでも意識しておいたほうがいいのかもしれないですね。
新築の家なのに床下にシロアリやカビなどがきたら最悪です!!
そんなわけで、時々気が向いたときに床下の温度や湿度をチェックしているのですが・・・
我が家では、床下の温度や湿度は今のところ不安定なんです。
間もなく我が家も築1年となり、徐々に水分の蒸発量も減ってくる頃と思われますので、床下の温度湿度については今後も注視していきたいと考えています。
今日も読んでくださりありがとうございました。