小林住宅の気密(C値)測定について
こんにちは nao2です。
今回は、建築中の時期まで戻りますが、気密測定について書きたいと思います。
小林住宅は外断熱をウリにするHMです。
外断熱=高気密・高断熱住宅をウリにしているわけですが、断熱性能については個人的には窓の性能がもう一歩足りないかな?と思っています。
しかし、気密性能については、あの一条工務店の基準レベルをはるかに超えるレベルに達しています。
気密性能を表す我が家のC値は0.27です。
これは、家中の全て隙間を寄せ集めても、ハガキの半分の大きさにもならない隙間というレベルです。
気密性能は、熱を外に逃がさないだけではなく、換気システムを正常に機能させるためにもとても重要です。
穴の開いたストローでは飲み物がうまく吸えないという理屈と同じで、気密性能が悪くなると換気による空気の巡りがうまくいかなくなるのでとても重要です。
これだけ重要な気密性能について
小林住宅では建築中に標準(追加費用なしで)で気密(C値)測定をします。
測定には、施主の私も立ち合い、測定業者さん、大工のYさん、営業のTさん、監督のSさんも立会いのもとで行われました。
気密測定は家の完成時ではなく、断熱材を全て貼り終わった時点で行います。
我が家はW断熱なので、外断熱の硬質ウレタンボードと内断熱の現場吹き付けの発泡ウレタンフォームを施工した時点で行うことになります。
わかりにくいですが、外断熱の硬質ウレタンボードが施工されています。
内断熱の現場吹き付けの発泡ウレタンフォームが施工されています。
本来は引き渡し時点で気密測定を行ってほしいところですが・・・
手直しが容易にできる石膏ボードやクロス・外壁がまだ施工されていない状態で行うんですよ。
我が家の場合、再施工することなく気密測定は一発でクリアできたんですが、大工のYさんの話によりますと「サッシ周りや家の形で凹凸が多い家は、断熱施工に結構手間がかかり難しい」と仰ってました。
外断熱は気密性能が出しやすいとはいえ、毎日のように建築現場で見ていて思ったことは・・・
高い気密性能を確保するためには、大工さんの力量と細かく気配りをした丁寧な施工がとても重要だな~と思いました。
今日も読んでくださりありがとうございました。