はじめての家づくりで考えたこと~小林住宅 W断熱~

2017年11月、小林住宅のW断熱の家を新築。建築時から現在の生活まで思いつくまま気ままに書き綴ります。

Ua値0.41 C値0.27 太陽光発電とエネファームのW発電 ZEH住宅 外断熱(内基礎断熱)と吹き付け断熱の内外W断熱  
タームガードとエコボロンのW防蟻 在来工法耐震等級3 第1種換気システム「澄家」 

軒下の窓の温熱環境について~温度測定~

こんにちは nao2です。


今回は、直射日光に晒されている窓やサッシの温度測定と、軒下で日射遮蔽をされた窓やサッシの温度測定をして、どれくらい日射の影響を受けているのかを比べてみたいと思います。




前の記事で、軒を付ける工夫について記事にしましたが、今日は結構気温も上がってきましたので早速実行してみました(笑)


日時:平成30年7月1日(日)10:30


天気:晴れ


気温:大阪の天気予報では最高気温34℃、最低気温25℃



我が家の外気温:「澄家」による外気温表示はすでに32℃です!!




室内の気温(リビング)は27.7℃です(2Fの8畳用エアコン1台のみ稼働)
扇風機も付けていますので体感的にはとても快適です。




まず、軒がない東側の引き違い窓です。ここは設計上、軒を付けることができませんでした。


ご覧のように、午前中は直射日光に晒されてしまいます。


画像では、カーテンがあるので見えないですが、窓の上部にはシャッター収納部が付いていますので、サッシの上部分は日陰になり直射日光は当たっていません。




それぞれの箇所を測定してみますと・・・



直射日光が当たっていないサッシ上部 35℃

直射日光が当たっているサッシ下部  43℃ 


窓の温度              33.5℃ 


同じ場所の同条件でサッシの上下の温度を比べると8℃の温度差があります。
やはり直射日光の影響が大きいことがわかります。
 




次に南側リビングの掃き出し窓に移動して計測しました。
南側は全て軒が付いていてきっちりと日射遮蔽ができています。

温度計測の画像を全て撮ったのですが、ほとんど逆光でモニターが見えにくいので記録だけを紹介したいと思います。すみません!!



軒下の窓のサッシ上部   31℃

軒下の窓のサッシ下部   29.8℃ 


窓の温度       28.6℃ 



東側の窓と比べてみると、軒下の窓の温熱効果は一目瞭然ですね!!





参考に室内の床と壁を測定してみます。


東側窓横の室内壁(直射日光が当たっている側の室内壁)    26.2℃

南側窓横の室内壁(軒下で直射日光が当たていない側の室内壁) 26.4℃


屋外に面していない室内の壁(リビング)           26.2℃


室内床(リビングフローリング)               26.7℃




さすが外断熱のダブル断熱です!!


屋外に面している室内壁の温度と、屋外に面していない室内壁の温度に変わりはありません!!


つまり、壁に関しては、外気の影響を受けにくくなっているのがよくわかります!!




窓やサッシについて、直射日光の影響によってこれだけの温度差が確認できたので、軒を付けることは日射遮蔽においてはかなり有効であると考えます。



きちんと日射遮蔽をすること、それも屋内側ではなく屋外側で日射遮蔽を行うことが特に効果があるとされています。
軒下の窓やサッシの温度は、室内の壁や床と比べてみても、大きく温度差が生じでいないことも確認できました。



我が家の窓のように軒を付けることが「窓の性能不足」を十分に補ってくれている結果となりほんとによかったです。



今日も読んでくださりありがとうございました。

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